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喘息発作時の気管支

 喘息とは、発作性にゼイゼイやヒューヒュー(喘鳴)・息が苦しい(呼吸困難)・胸が苦しい・咳がひどい、などの症状が繰り返しみられる病気で、それらの症状は自然に、もしくは治療により軽快・消失します。

 このように気管支喘息は空気の通り道である気管支の病気ですが、喘息発作を起こしている時の気管支はどういう状態になっているかを図に表しました。喘息発作を起こしているときの気管支には「気管支平滑筋の収縮」「粘膜の浮腫」「分泌物の増加」などの変化が起こっていると考えられています。図では分かりやすく3つの変化を別々に描きましたが、実際にはこれらの反応は同時に、気管支の至る所で起こっているはずです。

● 気管支の収縮 気管支の収縮

  fig-1.gif … 気管支を取り囲む平滑筋収縮による気道の狭窄

● 気管支粘膜の浮腫 気管支粘膜の浮腫

  fig-2.gif … 気管支粘膜の浮腫(むくむこと)

● 分泌物の増加 分泌物の増加

  fig-3.gif … 痰の増加

 実はこれらの変化は正常の方でも観察することがあります。それは外界の変化(気温や気圧など)、日内変動や異物の吸入や感染を起こしたときなどに生体の防御反応として観察されます。しかし喘息の患者さんはこれらの反応がわずかな刺激でが激しく起こる特徴を持っています。このわずかな刺激で反応を起こすことを「気道過敏性の亢進」といわれます。

 こうした反応は発作が治まれば、生理学的にみると肺機能は正常に戻るので、喘息は喘息発作を起こしている間だけ存在する病気だと考えられてきました。しかしこれは研究が進むに連れ間違っていることが明らかになってきました。

 気管支のこうした反応のしやすさ「気道過敏性の亢進」は、普段から気管支に存在する「慢性の気道炎症」が原因だと考えられています。その「慢性の気道炎症」手当てすることが、喘息発作で苦しまない最良の方法とされるようになってきました。

リモデリング

 喘息発作が終われば、本来、気管支は元の状態に戻るはずですが、気道にある「慢性の気道炎症」を放置したびたび喘息発作を繰り返すと、次第に気管支は、繊維化が始まり元に戻らなくなります。これを「リモデリング」と呼ばれます。

 このリモデリングが喘息の難治化に深く関わっているとされています。リモデリングをいかにして防ぐかが、難治化を回避する鍵を握っています。

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Last-modified: 2018-07-09 (月) 04:00:05 (99d)