[Asthma_ML:0019] 環境整備(特に寝具)






ML管理者の西藤です。ホームページをご覧になった方からのご質問とそのコ
メントを紹介しております。

【お便り】

>> 夏場はアレルギーで、季節の変わり目(昼夜の気温差が激しくなる
>> 時)に喘息・・・
>> 
>> アレルギー症状は血液検査(98年)の結果、顕著にハウスダストに
>> 反応しているとのこと。(夏場、夜中に首筋近辺をかきむしる症状
>> が見られたし、喘息については飲み薬をいやがる(飲まない)ので
>> 下記医師との相談で座薬投与していた)
>> 
>> 98年は子供本人(当時2才)が自律歩行するのをいやがっていた
>> (だっこ・・・)が、今年はできる限り外へ出て遊ばし・プール
>> (冷水)でも遊ばせたが・・・
>> 
>> 10月19日に、5月(このときは数回続いた)以来久々に夜中に30分ほ
>> ど喘息が見られた。
>> 
>> 食事については、今年6月より青粒(もろへいやの錠剤)を与えても
>> いる。
>> 
>> 昨年、症状が悪かったときにかかりつけの○○小児科の外来主治医
>> に「僕なら入院させますよ・・」と言われ、(このときは認識不足
>> の我々夫婦に戒めの意味も含めて注意されたと思うのだが・・・)
>> 子供がせき込むたびに、気になって可哀想でしょうがない。
>> 
>> 今、いちばん知りたいのは、自宅での治療(薬物等での)方法では
>> なく、こどもの身体自体を喘息やアレルギーにさせないためにどの
>> ように対処すればよいのかということです

【コメント】

お子さんがなかなかよくならないのでお困りとお察し申し上げます。

>> こどもの身体自体を喘息やアレルギーにさせないためにどのように
>> 対処すればよいのかということです

なかなかよいアドバイスが思いつかなかったのですが、文中に家庭内の環境
整備についての記載がなかったので、それについてお答えしようかと思いま
す。

一般に家のホコリ1g中に含まれるダニの抗原量が2μgを越えるとダニに
対するアレルギーが成立する危険性があると言われています。そして10μ
gを越えますと喘息を発症する危険性が出てきます。10μgと言いますと
生きたダニ100匹相当の抗原量です。

この様にダニの量と喘息発症の関係については関係が明らかになっています
ので、まず環境整備が大事かと思います。これだけで完全に喘息の発症を防
げるものではありませんが、お子さんに喘息の発症を回避したいとお考えな
らまず、環境整備に取り組まれてはどうでしょうか。

環境整備と申しますと範囲が広く、何から手をつけてよいのか分からないの
で家中手当たり次第にやっていかれるご家族もいますが、一番大切なのは寝
具の手入れだと思います。次のURLに寝具の手入れについて詳細を記載しま
したのでぜひご覧下さい。

http://www.kodomo.co.jp/asthma/kankyo/huton.htm

お子さんの健康が1日でも早く回復しますようにお祈りしております。

(Date: Fri, 5 Nov 1999 14:29:55 +0900)

= Naruo Saito MD, Ph.D =
  * mailto:doctor@children.or.jp
  * http://www.kodomo.co.jp
= 西藤なるを@こどもクリニック.滋賀 =




= Last Refreshed: Thu, 21 Nov 2013 17:23:46 JST =