◎ 西藤小児科こどもの呼吸器アレルギークリニック(滋賀県守山市) >> こどもと喘息
概要 †
喘息治療薬として、日本で使われている代表的な吸入ステロイド薬(pMDI)です。製造元は3Mファーマシューティカルズ、国内での販売はシェリング・プラウと大日本住友製薬です。
■ 一般名
プロピオン酸ベクロメタゾン
■ 成分・含量
1缶8.7g中プロピオン酸ベクロメタゾン7mg
1缶8.7g中プロピオン酸ベクロメタゾン15mg
■ 容器の噴霧回数
キュバール50エアロゾル 100回
キュバール100エアロゾル 50回
剤型 †
キュバールエアロゾルは、50μと100μの2種類です。
特徴 †
- 噴射剤としてオゾン層を破壊するおそれのない代替フロン「HFA−134a」を使用
- 噴霧されたキリの粒子径は5μm以下が効率よく肺内に送達されるとされています。しかし0.5 μm以下では、肺内で沈着せずに再度呼出されてしまいます。そのために粒子径が0.8 〜 5μmが最も治療に適していると考えられています。HFA-134aが使用されたキュバールでは、粒子径が1.1μmであり、従来のフロンを用いたベクロメタゾンのMDIは3.5μmに比べ、1/3の超微細粒子になり、肺内へ送達率が飛躍的に高くなっています。
- 超微粒子エアゾールであり、気管支喘息患者においても約40%の高い薬物肺内送達率
- 1日2回の投与が可能になり、既存のプロピオン酸ベクロメタゾン定量噴霧式エアゾール剤の1日吸入量の半量で同等の効果を示す。
- スペーサーは「デュオペーサー」
- 薬価収載日 平成14年6月7日
- 2005年01月19日に小児への適応が認められました。
参照ページ †
長期管理薬 吸入ステロイド薬 pMDI
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